テンヨーが50年以上、毎年欠かさずに発表し続けているマジックの新製品。「商品開発ストーリー」では、それらの開発の裏話をご紹介します。
2010年12月、チェコのある街をテンヨーのスタッフが訪れました。ルーバー・フィドラーが1年の間、テンヨーのために考えた10を越えるマジックを見るためでした。まる2日をかけ、実演と解説、そしてその可能性についてのセッションが行われました。2日目もそろそろ終わりかけようとしたとき、ルーバーが「ファミリー・レビテイション」つまり家庭でできる人体浮揚があるといいました。最後に披露するのにふさわしい、誰だって興味を持つタイトルです。
立体メガネで平面のものを立体視させるのではなく、立体のものを立体視させるという、誰も思いつかなかった利用法によって、この疑似体験マジックが生まれました。ルーバーは、しばらく前にこの原理を見い出しており、いくつかのクロースアップ・マジックを作っていましたが、それをイリュージョンにまで発展させ、自分一人で演じられ、しかも自分自身が浮いてしまうという、かつてない発想に、ただ脱帽のみでした。
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