一人の観客が、マジシャンの代わりとなって、別の観客の選んだものを当てるというのは、古くからあるテーマです。マジシャンの役目を果たす観客を、代役マジシャンと呼ぶことにしましょう。代役マジシャンは、マジシャンがその場で作る即席のサクラといってもよいでしょう。多くの場合、観客があるものを選んだあと、マジシャンが何らかの仕掛けをほどこし、代役マジシャンが自然とわかるように手がかりを用意します。しかし、その手がかりは、代役マジシャンが見るときに、他の人には見られないようにしたり、あるいは代役マジシャンが特殊なメガネなどを介して見たりする必要があります。
「ザ・サードアイ」がかつてのトリックと根本的に違うのは、代役マジシャンが他の人と同じ場所で裸眼で見ているにもかかわらず、選んだものを当てることができ、しかし他の人はなぜそれを判別できるのか分からないことです。サードアイをつけた人だけが見ることができるというのはまさに正解なのですが、その方法が想像もつかないのです。
考案者のルーバー・フィドラーは、サードアイを使う方法とは別に、フラッシュをオンにした携帯電話のカメラでカードを撮影し、選ばれたものだけに反応があるというアイデアも出していました。
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